文法。アプローチの仕方はいくつもありますが、
今日は日常フレーズに注目して文法を語りたいと思います(^^)
どうぞお付き合いくださいませ。
今日のキーワードは、
[そうです=Yes とは限らない]
です。
とある留学生のエピソードを引用します。
ある土曜日の朝、留学生君はホームステイのホストママとこんな会話をしていました。
「今日帰りが遅くなります」
「じゃぁ、家でご飯を食べないのね?」
「はい」
夕飯を外で済ませて帰宅した留学生は、
ホストマザーに「ご飯、温めてね」
と言われ、「え?」「食べたけど?」
と返したのですが、ホストママは、留学生君が家で食べるものだと思っていました。
上の会話を英語にするとその謎が少しクリアになります。
留学生:I am going to come home late tonight.
ホストママ:So you won't have dinner home?
留学生:Yes.
いわゆるまさかの「否定疑問文」が登場!
もともと付加部分がある否定疑問文だったのですが、付加部分が削られて使われています。一般的にこれもよく使われます。
You won't have dinner home, will you? -> You won't have dinner home?
なので、一瞬質問文に見えないです。
文章の語尾を上げない場合もあるので、そうなると余計慣れないうちはこんがらがります。
文章の語尾を上げない場合もあるので、そうなると余計慣れないうちはこんがらがります。
でもって、通常の質問文(Won't you have dinner home? =家でご飯を食べないの?)とは切り離して考えてくださいね。
否定形の質問は日常茶飯事です。
日本語にすると、「~じゃないよね?」ですかね。
日本語にすると、「~じゃないよね?」ですかね。
否定形の質問が来て、「そうです」と言いたい場合、
返答のしかたは"NO"になりますのです。
??????
つまり、「~じゃないよね?」って質問されて、「そうだよ」と相手の質問どおりだと話したいとき、ここではその「そうだよ」が"Yes"にならないのです。。。
"No"って言わないと混乱するのです。。。。
聞き手は、どっちなの?ってなってしまいます。
"Yes"だと、相手の確認質問に異を唱えることになってしまうのです。
聞き手は、どっちなの?ってなってしまいます。
"Yes"だと、相手の確認質問に異を唱えることになってしまうのです。
なので、上の留学生君が、ホストママの質問に"Yes"ってこたえた時、
ホストママには「食べます」って伝わってしまったのです。
"Yes, I don't"って言えないのよーーーーーーー!
英語にはYesときたらその後の文も肯定にしないといかんのです。
同時に、Noはもちろん"No, I don't"。
相手が否定の質問をしてそれに「その通り」と答えたいときは、NO!なのよっ!
ちなみにこれ、例文ね。
質問に対して「そうです」って反応を英語で考えてみてください。
He doesn't drink coffee anymore, (does he)?
「彼はもうコーヒー飲まないよね?」
You don't know where Canada is, (do you)?
「カナダがどこにあるかわかってないよね?」
So they didn't run yesterday, (did they)?
「彼は昨日走らなかったんだよね?」
そうです=NO って表現に慣れる必要があります。
ちなみに、もし異を唱えたい場合は、"Yes"と言わないで、肯定文を使うこともよくあります。
例)He doesn't drink coffee, does he? 「彼はコーヒー飲まないよね?」
No, he doesn't. 「そうです。飲みません」
(Yes,) He does. / He drinks coffee. 「いえ、飲みますよ」
日本語の「ハイ」「イイエ」の概念と違うということを覚えていてくださいな。
そして、そんな否定形の質問文、語尾のトーンを上げる場合と下げる(上げない)場合があります。
例)He doesn't drink coffee, does he? 「彼はコーヒー飲まないよね?」
No, he doesn't. 「そうです。飲みません」
(Yes,) He does. / He drinks coffee. 「いえ、飲みますよ」
日本語の「ハイ」「イイエ」の概念と違うということを覚えていてくださいな。
そして、そんな否定形の質問文、語尾のトーンを上げる場合と下げる(上げない)場合があります。
→語尾を上げる場合は、事実かどうか知らない場合。
→語尾を下げる場合は、聞き手に同意を求める場合。
例の留学生君の場合、
この場合、留学生君が先に、帰りが遅くなる旨を伝えているので、ホストママは確認の意味を込めて留学生君に「そうです」と言ってもらうつもりで質問しているでしょう。なので、語尾は下がってるはずです。
→語尾を下げる場合は、聞き手に同意を求める場合。
例の留学生君の場合、
留学生:I am going to come home late tonight.
ホストママ:So you won't have dinner home?
留学生:Yes.この場合、留学生君が先に、帰りが遅くなる旨を伝えているので、ホストママは確認の意味を込めて留学生君に「そうです」と言ってもらうつもりで質問しているでしょう。なので、語尾は下がってるはずです。
ちなみに、付加否定疑問文の付加の部分、"right?"って言う場合があります。
"He doesn't drink coffee, does he?" -> "He doesn't drink coffee, right?"
でもって、カナダに至っては、これまたこんな言い方がございます。
"He doesn't drink coffee, eh?" この"eh"、カナダのみでなくオーストラリアでもアメリカでも聞くけれど、カナダでは結構顕著に聞きます。発音は、e (エッ) が近いかな。
オーストラリアだと、これがもうちょっと伸びてei (エィ)になるように聞こえます。
慣れないうちは、誰かに否定形で質問されても頭でわかってても口がいうことを聞いてくれない感じに陥りますが、繰り返せば絶対慣れます!
慣れるまでひたすら練習です(^^)
"You don't have to give up now!"
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