7.23.2013

「綴る」のアプローチ

テレビっ子のクリスです。

今夜はとある番組を観ておりました。

7月22日放送のThe Amazing Race Canada、エピソード2です。
この番組、もともとアメリカの番組で、素人さんのペアたちがが世界を又に駆けて繰り広げるレースです。各エピソード内でご当地でのレースが行われます。
そのご当地内のあちこちで与えられた難関をクリアしてヒントを得てゴールするリアリティ番組です。各番組とも、最後にゴール地点に到着したペアが敗退し、ファイナルエピソードでは2ペアによる一騎打ちレースになります。レースを制したペアが賞金等をゲットするのですが、今回、第2エピソードの舞台はバンクーバーでした。住んでる街があんなにクローズアップされると何だか新鮮ですね^_^

8組のペアがリッチモンドでの難関を経て向かったのはチャイナタウン。
そこで、'Draw it' or 'Dance it'のどちらかの難関をクリアするオプションを与えられます。
'Dance it'は、獅子踊りの衣装をあちこちからゲットして振り付けを覚えて踊らなくてはいけない難関です。

そして興味深かったのはもう一つのオプションの'Draw it'。
このオプションを選んだペアは、まずお茶屋さんでお茶を飲み干し、その茶碗の裏に書かれてある十二支の漢字を見ます。その漢字一文字を各個人が覚えて、庭園にある部屋で書道をしなくてはいけないのです。
書き終わったらジャッジに漢字が書かれた半紙を見せ、間違っていたらビリビリ破られて書き直し。
参加ペアが書いた漢字は「猪」「牛」「兔」等・・・

ある程度漢字を学習した人たちは、上の漢字を見て、ただ見るだけでなく、
瞬時にそれが何を指すか認識し、自動的にどうやって書くかわかっているはず。
部首があってその部首には意味があって・・・・などなど、漢字の背景を学んでいるからですよね。

この番組を見て、漢字を書く習慣が無い人たちにとっては、いわゆる「イラスト」に近い印象が与えられるんだな、と思いました。

たとえば、「猪」。この字を書いた一人の参加者は、「Tを逆さにしてそこに横一本の線を描くんだな」ってボソッと言っていました。これは右側の「土」のことを言ってるんだと思います。なるほど、その発想か。と(^^)

そして別の参加者は、字の底辺がどこか知らないので、面白い角度から漢字を覚えているのです。「猪」を90度回転させて見ている、みたいな感じです。

アルファベットには、漢字のもつ美術的要素とは違った要素があると思うし、漢字と比べて書き写しやすさがありますが、単語を綴るときに綴りのルールや単語の意味を知っているのと知らないのでは、綴っている時の確信的な思いが違ってくるんだなぁ、とテレビ越しに思えてきました。

ちょいと余談でしたが。苦笑


英単語を綴るときにも同じことが言えます。

漢字の部首に意味があるように、英単語単語の綴り方にも意味が存在します。

単調ですが、「書き写し」の練習は凄く重要です。英単語の場合、スペルは品詞と発音に強い結びつきがあるので、音節の発音の練習にもなります。ただ何も考えないで書き写しても意味がありません。頭の中でアルファベットを単純に復唱しても覚えづらいでしょう。

綴りのコツ。
私の大好きな元同僚のY先生が好きな形容詞'enthusiastic'(熱烈な・熱狂的な・やる気満々な)、これを書き写すとき、頭の中で音節に分けていくと発音もしやすいです。この単語の音節はen/thu/si/as/tic。-ticは形容詞にある語尾です。tikと綴ることはありません。なので、聞き取って綴るときもticとしか綴れません。同じく形容詞の意味を持つ'--ous' も、'--laus'とは綴れません。'

実は、長い単語のほうが発音も綴りも単純なのですよ。

そして発音しないのに綴る必要があるものもあります。多くはありませんが、覚えていくしかないでしょう。ただ、慣れてくるとスペルを間違えたときに違和感を覚えるようになりますよ。とにかく練習です。どんな紙でもいいのでその紙のスペースが埋まるぐらいの勢いで書くのです。丁寧に書くより、手が勝手に動くような感覚を身に着けてみてください。意味を理解し、音を認識し、書くと結構スムーズですよ。

漢字の練習をし始めたときのことを思い出してみてくださいな♪


暇があったらコレをクリックしてエピソード2をご覧くださいな☆
The Amazing Race Canada


それにしても、言語って奥深い・・・・

Practice makes perfect!



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