7.16.2013

ターバンを巻くインドの人々: Sikh とその文化

こんにちは!

今日は、ついさっきまで見学で訪れたシークの寺院について書いてみたいと思います。伝えたい伝えたい、で、長いです。

シーク教(以下、Sikh-発音はシーではなく、セーに近いです)、みなさんご存知ですか?

インド、というとヒンドゥー教というイメージがありますよね。

Sikhは、インド北西部にあるPunjab(プンジャブ)県が源だそうです。Sikh人口はインドでもごく少数だそうな。

Sikhの思想は、Guru Nanak という教祖が宣教を始めたことに遡り、続いて九代に渡ってGuruがいましたが、十人目のGuruが他界する際、聖書を遺し、それがGuruの教えを伝え続けている、ということです。'Sikh'という単語、これは「学ぶ」という意味があり、教徒でいる=学び続ける ということを指します。人間の平等性を訴え、真実の追求をGuruの教えをもとに行うことを礎としています。

詳しくは、Wikipediaの英語版と日本語版、以下にて^_^

あの、頭にターバン巻いてる男性見ますよね?あれが、Sikhなのです。なんと、あのターバンは2メートル近くあり、平均では週に一度巻き直しているそうな。男女問わず、髪の毛を伸ばす習慣があり、ターバンを巻く男性は、家では脱いでいるそうです。みんながみんな髪の毛を伸ばしたりターバンを巻いているわけではなく、敬虔である人ほど常に教えを守っているそうです。頭部を覆うことで、Guruに対する尊敬の意を表するのです。

ちなみに、女性が結婚しておでこに赤い印をつける習慣があるのは、ヒンドゥーだそう。

今日の寺院見学は、職場の同僚の企画によるものでした。生徒たちのみならず、同僚先生方もみんな初の訪問なので興味深々。

今日行った寺院は大きな寺院でして、外観はこんな感じ。

そして、この旗はSikhのシンボルです。高い位置にある理由の一つは、寺院はどんな人にも常に開放されており、食べ物や寝床に困った人が身を寄せることができるように、だそうです。

寺院は東西南北の入り口があり、どこからでも入れるようになっています。これも、開放を表しています。

旗には刀が二つ交わっており、don't be feared and do not fear (恐れられるな、そして恐るな)という、深〜い意味がございます。。旗があるポールは布が巻きついており、念に一度綺麗にポールを掃除して、新しい布を巻きつけるそうです。

寺院の中に入りますと、金色に祀られた内堂があります。訪問者は、頭をスカーフ等で覆い、靴を脱ぎ、手を洗い、内堂に入ります。ひざまずき、頭を地面に着けて一礼し、周りに座ります。座るといっても、あぐらでくつろぐ感じですかね。三人の男の人が打楽器、歌、あとアコーディオンみたいな楽器を演奏しています。結構ぽゃーんとできて、色々なことに思いを馳せることができる空間です。

建物内は至ってシンプルで、内堂でお祈りを済ませたら、下の階にある食堂で食事をします。

いわゆる、タダ飯です。
なんとも寛容な。そしてご飯美味しい🎵辛いものが苦手な私ですが、少し辛いだけで、美味しく頂きました^_^



世界中のどのSikh寺院でも、寝床と食事を用意しており、これらはほとんどボランティアによって運営されているそうです。

身近なところにこんな素敵な寺院があるとは思いもよらず。異文化をしっかり吸収した貴重な時間を過ごしました^_^ 

ちなみにバンクーバーに来たSikhの人たちと、日本にはちょっとした所縁があります。(Komagata Maru (駒形丸)

最後に、ここでも出てきた 'Guru'って単語(グゥルゥと発音し、最初のuにストレスです)、実は英語にもなっています。

教えを広めた人、カリスマ性がある専門家等に対しての呼称ですね。例えば、Fitness Guruだったら、「フィットネスについてならこの人が何でも教えてくれる」という具合にね。

何かを詳しく説明したり教えたり、広めたりする人と接する機会があり、その人に教わったら、
"Wow, you are the ---- Guru!!" なぁんて言ってみるのもいいですね^_^

では、長くなりましたが、この辺で!



See you later.

Monday, July 15th, 2013 at 13:30.


追記:この寺院のサイトを発見!http://kdsross.com/





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